研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、地域環境を教育のための空間としてとらえ、児童を取り巻く生活環境の実態と空間認知について分析・考察することにより、街の空間構成と児童のイメージ構造の関係性を把握、地域で子供を育てるネットワークモデルを検討し、建築・都市・地域計画における計画的方法論への展開を目的としている。本研究は、子どもの生命・成育環境として集合住宅における集住体に着目している。現代住宅は個室を子育ての空間に置き換える傾向にある。また、現代の都市空間の中では、子どもの空間が分断・細分化され、コミュニティ形成や自由な活動が阻害されているといえる。本来、子育ては家族、学校、地域、行政が連携しながら、子どもの成育の視点を街づくりに活かし、それらの空間的まとまりを秩序化しつつ社会システムの中で育まれる事が望ましい。発達段階における子どもの生活環境の実態と空間認知の関係性をとらえ、複数の集合住宅で地域も一体となった空間単位の集合としての「集住体」における子どもの空間認知を分析する事により、一つの小さなまちとして成り立つ集住体における、子どもの生命・成育環境を計画する際の手法を構築する。
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29th International Conference on Ocean, Offshore and Arctic Engineering 29巻
ページ: 04-06
日本大学生産工学部研究報告A 43巻1号
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日本建築学会計画系論文集 第73巻第631号
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日本建築学会計画系論文集 第73巻第630号
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