本研究は、地方都市に建てられた近代建築の担い手であった地方都市に拠点を置いた建築家・建築技術者に焦点を当て、文献資料により、彼らの存在と活動概要を明らかにし、その活動を評価しながら、建築家の果たした役割を建築史上に位置づけることを目的としている。研究計画では、まず、「愛知県在住建築家・建築技術者リスト」を作成し、次に「愛知県在住建築家・建築技術者活動概要一覧」を作成し、それらを基に、重要と判断される建築家・建築組織10件程度を抽出し、彼らや組織が関わった活動の主要なものについて詳細な情報を収集する。最後にそれらに対する評価をおこなうものとする。
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