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2011 年度 研究成果報告書

御手伝普請を通じた建築情報の地方伝播に関する研究-徳川家霊廟の地方寺社への影響-

研究課題

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研究課題/領域番号 20560603
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 建築史・意匠
研究機関熊本大学

研究代表者

伊東 龍一  熊本大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (80193530)

研究期間 (年度) 2008 – 2011
キーワード江戸幕府 / 徳川家霊廟 / 寺院 / 神社 / 装飾 / 屋根形式
研究概要

江戸幕府の造営した徳川家霊廟は、諸大名が営んだ霊廟建築の規模や構造・意匠に大きな影響を与えた。17世紀までは、諸大名の霊廟は、比較的多様性に富み、その中には規模の大きなものや極めて装飾性に富んだものもあったが、概ね18世紀以降になると、梁間1間四方~3間四方の平面で宝形造、彫物等の装飾は向拝などに限定されるような統一的な形式となるものが多い。徳川家霊廟の規模・形式を越えないという条件の上で、大名家に相応しい格式で造営されたと思われる。
幕府の様式の伝播に、御手伝普請の影響を実証的に証明することのできる例はそれほど多くはなかったが、工事を通じて生じた人的な関係が職人を地方に招聘することになった例、工事の際に作成された絵図や記録が地方にもたらされた例の存在は明らかである。実際には、堅苦しい造営関係記録ではなく、紀行文の類が与えた影響も大きかったと思われる。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2012 2009 その他

すべて 学会発表 (1件) 図書 (2件)

  • [学会発表] 柞原八幡宮再建南大門の構造形式と装飾2009

    • 著者名/発表者名
      幾島健・伊東龍一
    • 学会等名
      日本建築学会(大会学術講演)
    • 発表場所
      東北学院大学泉キャンパス(宮城県)
    • 年月日
      2009-08-28
  • [図書] 寺社の装飾彫刻宮彫り-壮麗なる超絶技巧を訪ねて2012

    • 著者名/発表者名
      若林純・薮内佐斗司・伊東龍一・林雅彦・田中三蔵
    • 出版者
      日貿出版社
  • [図書] 柞原八幡宮建造物調査報告書

    • 著者名/発表者名
      土田充義・村松幸彦・佐藤正彦・豊田寛三・西別府元日・伊東龍一

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公開日: 2013-07-31  

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