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2010 年度 研究成果報告書

「限界集落」の再生に関する実践研究~勝山市小原集落の家屋調査と修復を通して

研究課題

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研究課題/領域番号 20560607
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 建築史・意匠
研究機関福井工業大学

研究代表者

吉田 純一  福井工業大学, 工学部, 教授 (40108212)

研究分担者 多米 淑人  福井工業大学, 工学部, 講師 (60511920)
研究期間 (年度) 2008 – 2010
キーワード限界集落 / 再生 / 活性化 / 民家調査 / 修復 / 小原ECOプロジェクト / イベント / 宿泊施設
研究概要

(1)民家の修復、活用:小原ECOプロジェクト事業は、平成18年に始まり、すでに5年を経過。このうち後半の3年間は科研の助成を受けて実施した。この間に5棟の民家を修復、このうち3棟はすでに各種イベントにおいて、宿泊や休憩所として活用されている。また、別添付の新聞記事やテレビ放映資料にもみるように、この活動を通して小原集落の存在をより広く知らしめることができ、訪れる人も年々増加、徐々にではあるが、小原集落の再生、活性化が進行している。
(2)限界集落の再生方法の提案:集落の再生とは、住民を呼び戻し、往時の村落共同体組織を取り戻すのが本来の姿であろうが、小原集落のように住民も少なく、廃村の危機が迫っているような状況においては集落機能の再生は無理である。我々の活動は、集落の施設や景観を活かし、イベントなどを行いながら人を呼び込みながら限界集落の再生、活性化の方向性を目指す、新たな実践事例として評価できる。
(3)建築の実践教育:この活動は学生たちが直に建築に触れ、大工棟梁の指導を受けながらの体験学習の面でも大きな成果を得られた。また、長期間の合宿生活を通して学生間の親睦が深まり、地元民やボランティアらとの交流などを通して、キャンパスでは得られない貴重な体験もでき、学生の人間教育においても大きな成果を得ることができる。

  • 研究成果

    (10件)

すべて 2011 2009 2008 その他

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (3件) 図書 (1件) 備考 (3件)

  • [雑誌論文] 地域社会との連携・協働がもたらす教育効果/「小原ECOプロジェクト」活動を通して2011

    • 著者名/発表者名
      吉田純一
    • 雑誌名

      FDコミュニケーションズ Vol9-No4

  • [雑誌論文] 勝山市小原集落の再生をめざして2009

    • 著者名/発表者名
      吉田純一
    • 雑誌名

      建築設計福井(福井県建築士事務所協会)

  • [雑誌論文] 小原ECOプロジェクト/民家修復活動を通して2009

    • 著者名/発表者名
      吉田純一
    • 雑誌名

      福井支部News(福井県建築士会) 78

  • [学会発表] 勝山市小原の北山保夫家住宅2009

    • 著者名/発表者名
      吉田純一・多米淑人
    • 学会等名
      日本建築学会北陸支部報告集(第52号)
    • 年月日
      20090700
  • [学会発表] 勝山市小原の家屋にみる建築的特質2008

    • 著者名/発表者名
      深澤翔・吉田純一
    • 学会等名
      日本建築学会大会学術講演梗概集(歴史・意匠)
    • 年月日
      20080900
  • [学会発表] 勝山市小原の岩本了蔵家住宅とその修復について2008

    • 著者名/発表者名
      深澤翔・吉田純一・多米淑人
    • 学会等名
      日本建築学会北陸支部研究報告集(第51号)
    • 年月日
      20080700
  • [図書] よみがえった古民家(小原ECOプロジェクト/古民家修復の記録)(吉田研究室)2008

    • 著者名/発表者名
      吉田純一
    • 出版者
      私家版
  • [備考] ホームページ

    • URL

      http://www.fukui-ut.ac.jp/ut/ent/ohara-eco.html#top

  • [備考]

    • URL

      http://www.fukui-ut.ac.jp/view.rbz?cd=1461

  • [備考] 福井ケーブルテレビ特番「学生たちの熱い夏」(前編・後編、各30分番組)2009年

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公開日: 2012-01-26   更新日: 2016-04-21  

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