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2009 年度 実績報告書

南洋の日本植民都市における生活と空間に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20560609
研究機関沖縄大学

研究代表者

小野 啓子  沖縄大学, 法経学部, 教授 (50369211)

キーワード南洋群島 / ミクロネシア / 植民地 / 都市史 / 南洋
研究概要

本研究は、第二次世界大戦前に形成された南洋(特に旧南洋群島を中心として)の日本植民都市について、当時の「暮らし」に焦点をあて、内地出身者、沖縄出身者、社宅居住者、農民、現地住民など、当時を記憶するさまざまな人々の聞き取り調査や当時の生活を物語る資料収集を行い、太平洋の日本型植民都市の都市像をハードとソフトの両方から総合的に描き出すことを目的としている。
平成21年度は2回のミクロネシア調査及びハワイ(ビショップ博物館)、グアム大学(ミクロネシア研究センター)での資料収集を行った。ミクロネシアでは現地の関係者の協力により、当時を知る住民の聞き取りを行うことができ、貴重な情報を得られた。具体的な調査日程と調査地は次の通りである。
(1)マーシャル諸島ヤルート、ミクロネシア連邦ポンペイ及びコスラエ(2009年8月)
(2)ハワイ、ミクロネシア連邦ポンペイ及びトラック諸島、グアム(2010年3月)
国内では、沖縄県内で沖縄ポナペ会の協力を得て、ポンペイおよびコスラエに戦前居住していた人々の聞き取りを実施した。また、津堅島、渡名喜島、糸満市において、トラック諸島等に戦前居住していた漁業関係者の聞き取りを行うことができた(うるま市教育委員会、糸満市教育委員会の協力を得た)。最終年度はこれまでの研究成果を英文で論文1(トラック諸島)、論文2(ポンペイ、ヤルート、コスラエ)にまとめる。また、ミクロネシア全域の日本植民都市について、これまでの研究成果を総合した著作を執筆中である。

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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