研究課題
基盤研究(C)
窒化ジルコニウム(ZrN)は、次世代原子炉燃料および核変換処理用の材料として期待されているが、放射線照射に伴う微細組織変化に関する知見は殆ど得られていない。本研究では、原子炉環境を模擬した電子ならびに各種イオン照射を施したZrNの照射に伴う微細組織変化を透過電子顕微鏡法で調べ、その特徴を整理することを試みた。ZrNでは蛍石型酸化物に見られる陰イオンの選択的はじき出し損傷に起因する照射欠陥集合体の形成は見られないことや、核分裂によって発生する高速重イオンによるイオントラック形成が起こり難いこと、高密度電子励起の重畳によりナノサイズの結晶粒が形成されることなどが明らかになった。
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Annual Report of HVEM Laboratory, Kyushu University vol33
ページ: 21
Annual Report of HVEM Laboratory,Wecft, Kyushu University vol34
ページ: 31
http://www.qpn.kyushu-u.ac.jp/1ab3/