研究課題
基盤研究(C)
本研究では、難溶解性原料としてガラス粉末を出発材に用いた水熱反応合成によって、配向性を有し、緻密で極めて薄いMFI型ゼオライト膜の作製に成功した。膜形成機構を詳細に検討した結果、反応初期に非晶質相が基板上に成形され、その後反応時間の増加とともにb軸配向性を示しながら結晶質であるゼオライト相に変化することが明らかになった。また、結晶相への転移ならびにb軸配向性は反応溶液のpHに依存することが見出され、膜構造の変化は反応溶液との界面となる膜表面から進行していることが示唆された。
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J.Am.Ceram.Soc. 92
ページ: 3074-3076