研究課題
基盤研究(C)
インクジェット塗布によるプリント基板製造プロセスに適用可能な、ポリビニルピロリドン(PVP)被覆銀および銅ナノ粒子分散液をマイクロ波加液相還元法により合成した。平均粒子径40-60nmの球状ナノ粒子、平均粒子径200-300nmのナノプレート、70-100nm径で10-20μm長のナノワイヤ等の各種銀ナノ材料が合成可能であった。これらの銀ナノ材料の形状やサイズはPVP平均分子量、マイクロ波加熱プロファイルやNaCl の添加によって制御出来ることを明らかにした。また動的光散乱(DLS)や表面プラズモン共鳴(SPR)スペクトルの測定から、これらのナノ材料の分散液が長期にわたって安定に均一分散していることがわかった。ピエゾ素子駆動型インクジェットインジェクタから銀ナノ粒子インクをインクジェット吐出した際の液滴形成過程を観察し、ピエゾ素子駆動波形、周波数、電圧といったインクジェットヘッド駆動パラメータが銀ナノ粒子インクジェット液滴形成に与える影響を明らかにし、インクジェット液滴吐出マップを作成した。
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塗装技術 45(2)
ページ: 70-76
http://www.chem.utsunomiya-u.ac.jp/~masa