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2010 年度 実績報告書

マイクロ流体力による生体ナノ微細膜構造形成機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20560701
研究機関神戸大学

研究代表者

鈴木 洋  神戸大学, 工学研究科, 教授 (90206524)

研究分担者 勝田 知尚  神戸大学, 工学研究科, 助教 (50335460)
菰田 悦之  神戸大学, 工学研究科, 准教授 (00397796)
キーワード化学工学 / 生物・生体工学 / マイクロ・ナノデバイス / 自己組織化 / ナノ材料
研究概要

マイクロ流路内で生成される生体自己組織化構造リポソームのサイズ制御の因子を明らかにするために,マイクロ流路内のマイクロ流動場をマイク月PTV法を用いて計測した。前年度までで、リポソームを形成する素材であるリン脂質乾燥膜は、初めに気液界面に取り込まれ,その後界面から棒状のリポソームが成長すること,成長した棒状リポソームが、マクロな流体力によって,引き延ばされ,得られる球状リポソーム径とほぼ同程度となること,その後気液界面から離脱した棒状リポソーム下流端が,マイクロ流体力によって,球状リポソームへ分裂することを確認したが,マイクロPTVによって流動場を測定した結果,棒状リポソームまわりにそれを伸張する強い逆流が生じており,そめ流れによって気液界面に形成されたリン脂質層から引きちぎられることが確認された
また,その逆流は棒状リポソーム離脱後においても存在し,引き続き棒状リポソームが気液界面のリン脂質層から引き出されることが明らかとなった.さらに,様々な形状の流路において実験を重ねた結果,リポソーム径と同様,収率もレイノルズ数によってそめピーク位置が決定されることがわかった
以上のように本研究によって,マイクロ流路を用いたリポソーム生成法の確立およびそのメカニズムの解明がなされた

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Micro-Fluidic Behavior on Liposome Production in a Micro-Channel2010

    • 著者名/発表者名
      Atsushi FUJIWARA, Hiroshi SUZUKI, Tomohisa KATSUDA, Yoshiyuki KOMODA
    • 学会等名
      13^<th> Asian Pacific Confederation of Chemical Engineering Congress
    • 発表場所
      Taipei(Taiwan)
    • 年月日
      2010-10-07

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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