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2010 年度 実績報告書

高迎角物体まわりの剥離流の曳航実験による研究

研究課題

研究課題/領域番号 20560734
研究機関千葉大学

研究代表者

西川 進栄  千葉大学, 大学院・工学研究科, 教授 (80009753)

研究分担者 三神 史彦  千葉大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (40272348)
キーワード剥離線 / 伴流渦 / ナヴィエストークス方程式
研究概要

頭部が半球の鈍頭円柱まわりの流れについて、広い範囲のReynolds数や30度以上の高迎角のもとで実験とシミュレーションを行い剥離線から伴流渦(物体直径の数倍下流)までの流れの構造、特に主渦まわりのせん断層と乱流の寄与を剥離特性を解明しつつ、曳航(チャンバー)風洞での実験の優位点を見出す作業を開始した。より高速が可能な新アクチュエーターにより模型移動速度を3[m/s]に保って球頭円柱を使っての計測=本格的画像計測が開始され画像速度計測のデータがある程度得られた。曳航風洞での渦のPIV計測を行うことに成功した(成果は8th Euromech Fluid Mechanics Conferenceおよび27th International Congress of the Aeronautical Seiencesにおいて発表した).放物ノーズ円柱模型の結果と比較することにより,新たに試みた球頭円柱ではノーズ剥離が明確に強く発生してより下流での軸方向速度が小さくなるためか、渦ループは発生範囲も狭く主渦を回り込むほど持続しなかった。これらのことは渦ループ構造の発生因として,Crow不安定が有力という指摘の立証に寄与すると期待される.Navier-Stokes方程式の差分解法で渦領域の数値解を得ることについて,2011年1月時点で用いているのは層流計算であるが渦ループ構造において渦間隔の予測は良好であるが、渦がその間隔を保って後部へ進行することの予測にまでには至ってないことが確認できている。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011 2010

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] ある渦の素性について2011

    • 著者名/発表者名
      西川進栄
    • 学会等名
      シンポジウム航空宇宙工学における空気力学あ挑戦2011
    • 発表場所
      鬼怒川ホテル 招待講演
    • 年月日
      2011-01-22
  • [学会発表] PIV Study of Sub-vortices behind Blunt-nose Cylinder2010

    • 著者名/発表者名
      N.NISHIKAWA, F.MIKAMI, R.TOYOTA
    • 学会等名
      8th Euromech Fluid Mechanics Conference
    • 発表場所
      ドイツ
    • 年月日
      2010-09-15
  • [学会発表] 軸対称放物体後流における渦ループ群のPIV計測2010

    • 著者名/発表者名
      三神史彦, 中野宏志, 西川進栄
    • 学会等名
      日本航空宇宙学会 第41期年会講演会
    • 発表場所
      東京大学本郷キャンパス
    • 年月日
      2010-04-15

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公開日: 2012-07-19   更新日: 2014-05-02  

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