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2008 年度 実績報告書

着桟操船シミュレーションの客観的評価手法の研究開発

研究課題

研究課題/領域番号 20560743
研究機関東京海洋大学

研究代表者

岡崎 忠胤  東京海洋大学, 先端科学技術研究センター, 准教授 (70392686)

キーワード最適制御 / 着桟操船 / 操船シミュレータ / 客観的評価
研究概要

本研究の目的は,着桟操船シミュレーションの操船結果を客観的に評価するための操船指標を得ることである.その指標の1つとして,船舶の操縦運動モデルより導出する最適着桟操船方法を考え,その最適解を導出する方法について研究開発を行った.
まず,申請者が従来の研究で開発した最短時間着桟操船法を導出するプログラムをベースに,最適着桟操船問題を解く手法の開発を進めた.最短時間問題を最適問題に置き換える際,多くの拘束条件を設定するため数値解の収束が悪くなる.そこで, 1つの着桟操船問題を複数の区間に分割して解く手法を開発した.この手法では,問題を分割するポイントを操船者が任意に設定できるようにすることで,操船者の感覚に近い解を得られるという利点があるが、最適性が損なわれる可能性もある.そこで次年度には,この計算アルゴリズムをベースに,着桟操船問題を多点境界値問題に置き換えて分割ポイントの最適性を保った数値解を導出するアルゴリズムを開発するという明確な目標設定ができた.
また,最短時間着桟問題を最適着桟問題に置き換えるためには,拘束条件として適切な安全マージンを設定する必要がある.そこで,水先人等が行った着桟操船シミュレーション訓練の結果を分析し,船舶の状態変数の最大値と最小値からいくつかの安全マージンを数値的に抽出することに成功した.次年度は,さらに多くのデータを分析し,汎用性がありなおかつ信頼性のある安全マージンの数値を導出していく.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] A study on Ship Berthing Support System2008

    • 著者名/発表者名
      岡崎 忠胤
    • 雑誌名

      Proceedings of IEEE International Conference on System, Man and Cybernetics 2008

      ページ: 1522-1527

    • 査読あり

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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