研究概要 |
メンテナンスが行き届いていない漁船機関を対象とした次世代型の状態監視システムの開発を行っている.具体的には運転中に漁船機関から発する超音波振動を非接触状態にて計測し潤滑状態の推定さらに得られた低周波振動を基に機関に高負荷が作用する危険なトルクリッチ状態を容易かつ高精度に推定するシステムの開発を行っている. 成果として潤滑状態とその際に発生する超音波振動の帯域,強度の定量化を行った.さらに線形自己回帰モデル1種であるARX モデル(Auto Regressive Model with Extra Input Model)を4 並列に拡張した異常成分抽出法を提案し,実機である船舶用船外機に適用し危険なトルクリッチを早期かつ高精度に検出している.
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