ハイドロタルサイト様化合物を用いた新規リン除去・回収システムの構築

2010 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 20560757
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: リサイクル工学
• 研究機関: 京都工芸繊維大学
• 研究代表者: 塩見 治久 京都工芸繊維大学, 工芸科学研究科, 准教授 (60215952)
• 研究分担者: 塩野 剛司 京都工芸繊維大学, 工芸科学研究科, 准教授 (30178850)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2010
• キーワード: ハイドロタルサイト / 水質浄化 / リン除去 / イオン交換 / ケイ酸カルシウム

研究概要

市販の炭酸型ハイドロタルサイトは500℃で熱処理することでリン除去能が最大となったが,振動ミルで6時間乾式粉砕することで250℃の熱処理でリン除去能が最大となった.ハイドロタルサイトとワラストナイトを体積比1:1で混合し,80℃,3時間炭酸化処理後,500℃で熱処理することにより,リン除去・回収率の高い固化体が得られた.この固化体は,リン除去,イオン交換,熱処理の繰り返しに対して十分な耐久性を示した

研究成果

• [雑誌論文] ハイドロタルサイトのリン除去能に及ぼす粉砕および熱処理の影響 (2011)
  • 著者名/発表者名: 落合ひとみ, 塩見治久, 福井良太, 山本莉沙子
  • 雑誌名: 材料 60巻(印刷中)
  • 査読あり
• [雑誌論文] チタン酸バリウムの水系シート成形におけるスラリーおよびシート性状に及ぼす分散剤およびバインダー添加量の影響 (2011)
  • 著者名/発表者名: 伊坂雄太, 塩見治久, 稲岡康二
  • 雑誌名: 材料 60巻(印刷中)
  • 査読あり
• [雑誌論文] Ion-exchange-induced Phase Separation and Preparation of Porous Glass (2010)
  • 著者名/発表者名: K.Kadono, Y.Hattori, T.Wakasugi, H.Shiomi, J.Nishii
  • 雑誌名: Chemistry Letters Vol.39 ページ: 824-825
  • 査読あり
• [学会発表] ハイドロタルサイト様化合物を用いた新規リン除去・回収システムの構築 (2010)
  • 著者名/発表者名: 落合ひとみ, 塩見治久, 福井良太
  • 学会等名: 日本セラミックス協会関西支部学術講演会
  • 発表場所: 滋賀県立大学交流センター
  • 年月日: 2010-07-16
• [学会発表] チタン酸バリウムの水系シート成形に関する研究 (2010)
  • 著者名/発表者名: 伊坂雄太, 塩見治久, 稲岡康二
  • 学会等名: 日本セラミックス協会関西支部学術講演会
  • 発表場所: 滋賀県立大学交流センター
  • 年月日: 2010-07-16
• [学会発表] 酢酸イオン型ハイドロタルサイトのリン除去特性に及ぼす合成条件の影響 (2010)
  • 著者名/発表者名: 橋詰拓幸, 塩見治久, 長渕浩太
  • 学会等名: 日本セラミックス協会関西支部学術講演会
  • 発表場所: 滋賀県立大学交流センター
  • 年月日: 2010-07-16
• [学会発表] 石膏添加ケイ酸カルシウム系晶析型脱リン材におけるリン除去速度に関する研究 (2010)
  • 著者名/発表者名: 仁谷友香, 塩見治久
  • 学会等名: 日本セラミックス協会関西支部学術講演会
  • 発表場所: 滋賀県立大学交流センター
  • 年月日: 2010-07-16
• [学会発表] ハイドロタルサイトのリン除去能に及ぼす粉砕および熱処理の影響 (2010)
  • 著者名/発表者名: 落合ひとみ, 塩見治久, 福井良太
  • 学会等名: 日本材料学会セラミック材料部門委員会学術講演会
  • 発表場所: 京都工芸繊維大学
  • 年月日: 2010-07-13
• [学会発表] チタン酸バリウムの水系シート成形におけるスラリーおよびシート性状に及ぼす分散剤およびバインダー添加量の影響 (2010)
  • 著者名/発表者名: 伊坂雄太, 塩見治久, 稲岡康二
  • 学会等名: 日本材料学会セラミック材料部門委員会学術講演会
  • 発表場所: 京都工芸繊維大学
  • 年月日: 2010-07-13