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2008 年度 実績報告書

核融合プラズマの3次元境界形状同定解析の実現可能性評価

研究課題

研究課題/領域番号 20560762
研究機関北海道大学

研究代表者

板垣 正文  北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30281786)

研究分担者 若狭 有光  北海道大学, 大学院・工学研究科, 学術研究員 (70451440)
キーワード核融合プラズマ / 3次元境界形状 / Cauchy条件面法 / 磁気センサー / ベクトル・ポテンシャル / 境界要素法 / 最外殻磁気面 / プリプロセッサ
研究概要

(1)ベクトル・ポテンシャルを未知数とするPoisson方程式を境界要素法で解く計算コードを, 半無限領域と内部領域がDirichlet条件とNeumann条件が共に未知なCauchy条件面(CCS)を介して接する問題を解くように改造した. さらにコイル電流とセンサー信号の寄与を扱えるようにし, 3次元(CCS法の基本アルゴリズムを完成させた.
(2)非軸対称の3次元プラズマに先駆け, 軸対称のトカマク型プラズマについて3次元解析し, 上記アルゴリズムの妥当性を検証した. 任意のR-z断面での磁束の等高線を描いたところ, 最も外側の閉曲線(最外殻磁気面)は原子力機構の平衡計算コードSELENEによって順解析された最外殻磁気面の正解とよく一致した. この結果から, 3次元CCS法によっても, 2次元CCS法と同様にプラズマ境界の位置と形状を判定できることを確認した.
(3)核融合科学研究所のLHDプラズマの回転対称性に着目し, 全磁気センサー信号を最小セグメントに集約させる効率的な境界要素法アルゴリズムを考案した. 2次元体系について検証を行った
(4)3次元境界要素データを作成するプリプロセッサBEASY-IMSを整備した. LHDプラズマの幾何形状を境界要素にモデル化する基本手順を確立した.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 2008

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 3次元コーシー条件面法による核融合プラズマ境界形状の逆推定2009

    • 著者名/発表者名
      前田忠昭, ほか
    • 学会等名
      第5回数学総合若手研究集会
    • 発表場所
      北海道大学学術交流会館(札幌)
    • 年月日
      2009-03-05
  • [学会発表] 回転対称性を考慮した境界要素法2009

    • 著者名/発表者名
      石丸武志, ほか
    • 学会等名
      第5回数学総合若手研究集会
    • 発表場所
      北海道大学学術交流会館(札幌)
    • 年月日
      2009-03-05
  • [学会発表] 核融合プラズマの3次元境界形状逆推定の試計算2008

    • 著者名/発表者名
      前田忠昭, ほか
    • 学会等名
      プラズマ・核融合学会
    • 発表場所
      栃木県総合文化センター(宇都宮)
    • 年月日
      2008-12-04

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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