研究概要 |
定在エバネッセント光照明分布の動的制御,複数画像の逐次的再構成による超解像顕微法を基礎的に検証するための装置を開発し,定在エバネッセント光生成,散乱光結像,離散的サンプルによる解像実験を行った.提案手法の基礎原理を実験的に確認することができた.更に,ピクセルサイズと解像力との関係を計算機シミュレーションにより検討したところ,変調照明の微小シフトによりピクセルサイズ以下の解像(サブピクセル標本化)が実現する可能性があることがわかった.本申請研究と関連した研究として,結像光路を動的にサブピクセルシフトさせ顕微観察画像を高解像度化する手法を新たに提案し,シミュレーションおよび実験により有効性を検討した.更に,マルチビームの3次元干渉に基づいた広領域3次元空間変調照明の生成・制御手法を提案し,シミュレーションおよび実験により有効性を検討した.
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