研究課題
基盤研究(C)
遺伝子の水平伝播現象が細菌の進化や遺伝情報獲得に関与していることは古くから知られている。バクテリアの遺伝子水平伝播はプラスミドやトランスポゾンのような「可動性遺伝因子」を介しておこなわれるが、その伝達頻度や遺伝子の地理的な分布については不明な点も多い。本研究では、「TnMERI1」型の水銀耐性トランスポゾンを指標として、トランスポゾンが世界各地の異なる細菌間で広く共有されていることを明らかにした。またトランスポゾンの定量法を検討し、土壌におけるトランスポゾンの不均一な分布を定量的に示した。これらの結果より、野外における遺伝子の水平伝播現象を具体的に示すことができた。
すべて 2010 2008
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (4件)
Journal of Bioscience and Bioengineering 110
ページ: 94-98
Applied and Environmental Microbiology 76
ページ: 161-168