研究課題
基盤研究(C)
ゴルジ体は極性をもつ層板構造とその周りにある小胞やチューブ構造から成り立っている。この構造はさまざまなゴルジ体の機能を反映するものであり、膜のダイナミックな出入りの中で保たれている。本研究ではゴルジ体細胞質側局在コイルタンパク質であるgolgin-84と複合型ゴルジ体局在タンパク質COG複合体の相互作用がどのようにゴルジ体構造維持に関与しているか解析した。その結果、ゴルジ体層板問逆輸送において小胞を繋留する機構にgolgin-84とCOG複合体が共役して働くことが明らかになった。またgolgin-84の共役因子として同定されているCASPはgolgin-84とCOG複合体の結合後にgolgin-84との相互作用を示すことが示唆された。これらの結果からgolgin-84は小胞輸送因子として働くことでゴルジ体の構造、機能維持に働くことが示された。
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