TIP120Bで増えるタンパク質としてマイオジェニンとMyoDが同定され、マイオジェニンの分解関連酵素の成分としてMAFbxが同定された。筋芽細胞分化はTIP120BやMyoDで上昇し、一方、筋萎縮措置ではこれらのタンパク質が低下した。TIP120BプロモーターはE-boxをもち、MyoDにより活性化され、TIP120Bの発現はMyoDレベルと相関して変化した。MyoDはプロテアソームで分解されるが、それはTIP120Bによって阻害された。以上の結果から、MyoDとTIP120Bの間の相互活性化機構の存在が示唆された。
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