研究課題
基盤研究(C)
分裂酵母DNAポリメラーゼαのアクセサリータンパク質Mcl1が欠損するとDNA複製に異常と同時に、セントロメア、mat領域における遺伝子サイレンシングが解除される極めて興味深い表現型を示した.特にセントロメア領域ではその中心ドメインとその外部のヘテロクロマティンドメインの両方でサイレンシングを解除しているという、それまでに見いだされていた変異とは異なった新奇な表現型であった.その原因を探る中で、変異株ではセントロメア領域におけるヒストンH3、4のアセチル化が亢進していることが判明した.複製にカップルしたヒストンの脱アセチル化がセントロメア構造、ヘテロクロマチン形成に必要であるとの作業仮説のもと、その妥当性を検討した.
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Plos One. 3(5)
ページ: e2221
The EMBO J. 27
ページ: 1378-1387