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2010 年度 実績報告書

卵母細胞に不等分裂を引き起こすための紡錘体の位置決定機構

研究課題

研究課題/領域番号 20570180
研究機関東京工業大学

研究代表者

立花 和則  東京工業大学, バイオ研究基盤支援総合センター, 准教授 (60212031)

キーワード不等分裂 / 減数分裂 / 卵母細胞 / 紡錘体 / Mos
研究概要

平成22年度の本研究では動物の卵減数分裂過程における極端な不等分裂が起こるしくみを明らかにするために、その重要な必要条件である紡錘体を細胞表層へ局在し固定化されること(以後アンカーと呼ぶ)する分子機構の解明を目指している。この紡錘体のアンカーはMos-MAPKカスケードの顆粒にあるRskが単独で充分であることを明らかとした.そこで、次にこのRskが紡錘体をアンカーするためにリン酸化する標的となる基質の蛋白質を明らかにすることを試みた。その方法は、Rskによりリン酸化を受ける蛋白質に共通の配列を特異的に認識する抗体をもちいて、ヒトデの卵の減数分裂においてMos-MAPK-Rskの活性の高い時期に特異的に現れる蛋白質を免疫沈降により精製し、網羅的に解析した。その結果、不等分裂に関わると予測される候補となる蛋白質をいくつか同定した。これらの蛋白質が実際に卵の中でRskによってリン酸化されるか、また、その局在はどうなっているか?などの詳細な解析を行っているところである。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Initiation of DNA replication after fertilization is regulated by p90Rsk at pre-RC/pre-IC transition in starfish eggs2010

    • 著者名/発表者名
      Tachibana, et al.
    • 雑誌名

      Proc Natl Acad Sci USA.

      巻: 107 ページ: 5006-5011

    • 査読あり
  • [学会発表] イトマキヒトデ卵母細胞の極体放出における紡錘体局在の制御機構2010

    • 著者名/発表者名
      立花和則
    • 学会等名
      日本動物学会
    • 発表場所
      東京(駒場)
    • 年月日
      2010-09-26

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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