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2009 年度 実績報告書

Lhx2非依存的に発現するマウス嗅覚受容体多重遺伝子の発現制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20570208
研究機関東京工業大学

研究代表者

廣田 順二  東京工業大学, バイオ研究基盤支援総合センター, 准教授 (60405339)

キーワード嗅覚 / 嗅覚受容体 / 遺伝子発現 / トランスジェニック / 神経分化
研究概要

ヒトやマウスの嗅覚神経系は、嗅覚受容体(odorant receptor : OR)によって数十万もの匂い分子を識別している。OR遺伝子はゲノム上最大の遺伝子ファミリーを形成し、系統発生学的に魚類ORに類似したタイプのOR(Class I OR)と陸棲特異的OR(Class II OR)に分類される。これまでに、マウスClass II ORに属する遺伝子の発現制御領域の同定とその解析を行い、LIMホメオドメイン型転写因子Lhx2がClass II遺伝子の発現に必須であること、Class I遺伝子の発現にはLhx2が必須ではないことを明らかにし、Class I ORはClass II ORとは異なる遺伝子発現制御機構/経路をもつことを見いだした。本研究課題では、Class I ORの発現制御機構の解明を目的とし、まずClass I ORの転写開始点の同定を行い、上流配列のモチーフ解析を行ったが、いくつかのClass II ORに認められる特徴的なモチーフ配列は同定できなかった。このことからClass IとClass IIの遺伝子発現制御領域は異なる構造を有するものと考えられた。そこでClass I ORの発現制御領域同定のため、トランスジェニックマウスを用いた機能的発現制御領域の同定と解析を行っている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] マウス主嗅覚系におるBcl11bの機能2009

    • 著者名/発表者名
      榎本孝幸、中村亮太、畠中靖恵、木南凌、廣田順二
    • 学会等名
      第43回日本と匂学会
    • 発表場所
      旭川市
    • 年月日
      2009-09-03
  • [学会発表] Role of Bcl11b, C2H2 zinc finger transcription factor in the mouse olfactory system2009

    • 著者名/発表者名
      T.Enomoto, R.Kominami, J.Hirota
    • 学会等名
      第43回日本と匂学会
    • 発表場所
      旭川市
    • 年月日
      2009-09-03

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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