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2010 年度 実績報告書

Lhx2非依存的に発現するマウス嗅覚受容体多重遺伝子の発現制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20570208
研究機関東京工業大学

研究代表者

廣田 順二  東京工業大学, バイオ研究基盤支援総合センター, 准教授 (60405339)

キーワード嗅覚 / 嗅覚受容体 / 遺伝子発現 / トランスジェニック / 神経分化
研究概要

マウス嗅覚受容体(odorant receptor:OR)遺伝子は、ゲノム上最大の遺伝子ファミリーを形成し、系統発生学的に魚類ORに類似したClass I ORと陸棲動物特異的なORであるClass II ORに分類される。これまでに、マウス遺伝学的手法を用いたClass II ORに属する遺伝子の発現制御領域の同定とその解析を行い、LIMホメオドメイン型転写因子Lhx2がClass II遺伝子の発現に必須であること、Class I遺伝子の発現にはLhx2が必須ではないことを明らかにし,Class I ORはClass II ORとは異なる遺伝子発現制御機構/経路をもつことを見いだした。本研究課題において、Class I ORの転写開始点の決定と上流配列のモチーフ解析を行ったが、Class II ORに認められる特徴的なモチーフ配列は同定できなかった。このことから、Class I ORとClass II ORの遺伝子発現制御領域は異なる構造を有するものと考えられた。そこで本課題ではClass I ORの発現制御領域同定のためにトランスジェニックマウスを用いた機能的発現制御領域の同定と解析を計画した。現在までに、2つのClass I OR遺伝子を代表例として、発現制御領域の同定のためのトランスジーンコンストラクトを作成し、現在までに複数のトランスジェニックマウス系統を得ている。今後これらのトランスジェニックマウスの詳細な解析を行い、制御領域の同定を継続して行う。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 嗅神経系におけるLIMホメオドメイン型転写因子Lhx2結合タンパク質の同定2010

    • 著者名/発表者名
      斎藤真人、小出裕太郎、廣田順二
    • 学会等名
      第44回日本味と匂学会
    • 発表場所
      北九州市
    • 年月日
      2010-09-09
  • [学会発表] Evolution and regulation of odorant receptor genes2010

    • 著者名/発表者名
      Junji Hirota
    • 学会等名
      HIT International Symposium 2010, Medical diagnostics Using Bionano Fusion Technology
    • 発表場所
      Ansan, Korea
    • 年月日
      2010-04-23

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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