マウス胎児期生殖腺支持細胞の発生や性分化に於いて、microRNAが関与しているのかを検討するため、セルソーティングをして精製した雌雄の細胞を用いて高感度microRNAプロファイリング法であるmRAP法により解析した。TaqMan法によっても再検討した結果、胎児期12.5日の支持細胞でmir-199a-5pが雌で雄より強く発現していることを見いだした。この結果からマウスの生殖腺支持細胞の発生ではmicroRNAの発現に雌雄差があり、性分化や生殖腺発生にmicroRNAが関与していることが示唆された。
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