研究課題
基盤研究(C)
1万を超えるゲノム計画が進み莫大な配列情報が蓄積する現在、従来の比較ゲノミクスでなされてきた「配列類似性による遺伝子機能推定」を拡充した解析法が望まれている (Eisenberg et al. 2000, Nature)。そこで本研究では新しく『進化的特徴の類似性に基づく遺伝子機能推定法』を開発することにより、機能進化ゲノミクス(Functional Evolutionary Genomics)分野を展開したいと考えている。ここでは『注目する形質にとって重要な遺伝子と同じ進化的特徴をもつ(機能未知)遺伝子を、ゲノムを網羅して数理的に探索し、実験的に形質への関与(機能)を検証すること』を具体的目標とする。ここから本研究の目的は(1)分子生物学的には「機能未知遺伝子の進化的機能推定法の開発」(2)進化学的には「推定遺伝子の祖先機能復元実験による進化理論の実証」となる。本研究は平成18-19年度特定領域研究比較ゲノム「遺伝子水平伝播による共生系の起源と進化の統合的解析 -理論的推定および実験的検証-」(代表者青木誠志郎)を拡張し、機能と進化の分野を繋げ、数理と実験を解析の両輪とする複合研究を目指している。
すべて 2010 2009 2008
すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (7件) 図書 (1件)
Systematic and Applied Microbiology 33
ページ: 383-397
Protoplasma 242
ページ: 19-33
PLoS ONE 4
ページ: e4633