研究課題
基盤研究(C)
自家不和合性における自他認識に直接的に関わるS遺伝子の同定を試みた。複数のS遺伝子座を単離して解析したところ、S遺伝子座周辺領域長は、S遺伝子の優劣性に従って優性のものほど長くなっていた。また、自家和合性突然変異体の解析から、S候補遺伝子のうち、AB2(♂側)とSEA(♀側)が有力な候補であることが示された。サツマイモ栽培種(I.batatas)も、I.trifidaの自家不和合性と同一の分子基盤に基づく不和合陛を有しており、その解析の結果、I.trifidaのS_3遺伝子型は、I.batatasにも保存されていることが示された。
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