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2009 年度 実績報告書

コルチカム科花き園芸植物における種間・属間雑種品種の育成および類縁関係の評価

研究課題

研究課題/領域番号 20580023
研究機関新潟大学

研究代表者

中野 優  新潟大学, 自然科学系, 准教授 (00262460)

キーワードコルチカム科 / グロリオーサ / サンダーソニア / リットニア / 遠縁交雑 / 遠縁種間雑種 / 新品種育成 / 類縁関係
研究概要

コルチカム科花き園芸植物における遠縁種間雑種品種の育成および類縁関係の評価を目的として,本年度は以下の項目について検討した.
1.胚救出の効率化および雑種個体の作出
前年度に引き続き,効率的な胚珠培養方法を確立することを目的として,培養を開始する時期(受粉後の日数),外植体の種類(子房,子房輪切り,胎座付き胚珠),培地組成(無機塩類の濃度,浸透圧,植物成長調節物質)について検討を行った.しかしながら,これらの要因が胚救出効率に及ぼす明らかな効果はみられなかった.
2.雑種個体の増殖
前年度に引き続き,交雑親に用いた植物およびすでに得られている雑種個体について,組織培養による増殖の条件を検討した.現在までのところ,増殖用培地における植物成長調節物質については,10mg/L BAが適しているとが明らかとなった.
3.雑種の形質調査
前年度に引き続き,すでに得られている雑種個体のうち,新たに開花したものについて形質調査を行った.その結果,いずれの雑種も両親にはみられない新規形質を示した.
4.GISH法による雑種の体細胞染色体の観察
前年度に引き続き,すでに得られている属間雑種の一部について,GISH法による根端細胞の染色体観察を行った.その結果,いくつかの属間雑種において,ゲノム構成が明らかとなった.
5.雑種の染色体倍加
一部の属間雑種を用いて,培養物の紡錘糸形成阻害剤処理による染色体倍加を検討した.その結果,現在までに倍加個体が数系統得られている.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Intergeneric hybridization among colchicaceous ornamentals, Gloriosaspp., Littonia modesta and Sandersonia aurantiaca via ovule culture2009

    • 著者名/発表者名
      J.Amano
    • 雑誌名

      Plant Biotechnology 26

      ページ: 535-541

    • 査読あり
  • [学会発表] コルチカム科花き園芸植物における胚珠培養による種間および属間雑種の作出(第10報)2倍体系統間の属間雑種におけるgenomic in situ hybridization (GISH)法による体細胞染色体の観察2009

    • 著者名/発表者名
      中野優
    • 学会等名
      園芸学会
    • 発表場所
      秋田大学
    • 年月日
      2009-09-27
  • [学会発表] コルチカム科花き園芸植物における胚珠培養による種間および属間雑種の作出(第9報)高次倍数体グロリオーサ'ヴァースチャイルド'とサンダーソニア間の属間雑種の形質調査2009

    • 著者名/発表者名
      中野優、斎藤友花、天野淳二、桑山幸子、奥野哉、神戸敏成、渡邉祐輔、韓東生、中澤大将
    • 学会等名
      園芸学会
    • 発表場所
      秋田大学
    • 年月日
      2009-09-26

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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