「ミミズ」及び「ミミズに共生する微生物(ミミズの腸内細菌)」の、それぞれが生産する「分解酵素反応」や「酸化還元酵素」を共役的に組み合わせることで、自然界のエコシステムを模倣したバイオマスの分解のための「酵素複合反応システム」を構築し、食品や有機系廃棄物などのバイオマス中の「難分解性タンパク質やセルロース」などを効率的に分解すると同時に、「アミノ酸やオリゴ糖」などを回収することで、「有機系バイオマス」の循環的分解と共に、有用資源の再利用を可能にする「酵素バイオリアリター技術」を開発し、「資源循環型社会の構築」に貢献することを主目的に、本研究では、特にミミズ腸内細菌由来の放線菌等が生産する有用酵素類の探索を中心に研究を行った。
|