(1)異常プリオン分解酵素の特異性改変 (1)タンパク質工学的手法を用いた異常プリオン分解酵素の特異性向上 NAPaseの立体構造をもとに、活性部位および異常プリオン結合部位を中心にアミノ酸残基を置換し、異常プリオン特異性の改変を図る。 (2)進化分子工学的手法を用いた異常プリオン分解酵素の特異性改変 進化分子工学の手法としてDNA shufflingが用いられている。先に行ったrandom Priming in vitro recombination 技術を用いて、E77およびNAPaseに適応させ、これら酵素の異常プリオン特異性の改変を図る。 (2)PSP分解能を指標とした新規異常プリオン分解酵素の探索 我々がこれまでに発見した異常プリオン分解酵素はいずれも放線菌由来である。そこで、プロテアーゼ産生能の高いBacillus属細菌に焦点を絞り、新規かつ最強の異常プリオン分解酵素の探索を行う。
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