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2009 年度 実績報告書

ビタミンD受容体の新たな生体内高次機能の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20580123
研究機関順天堂大学

研究代表者

五十嵐 庸  順天堂大学, 医学部, 助教 (00277815)

キーワードビタミンD / 核内受容体 / ノックアウトマウス / 骨代謝 / ノックインマウス
研究概要

1. 破骨細胞特異的ビタミンD受容体(VDR)遺伝子欠損マウスの作出および解析
破骨細胞特異的CreリコンビナーゼノックインマウスとVDR遺伝子座へのloxP配列導入マウスであるVDR floxマウスを交配し、その後3世代交配を続けることにより、目的の破骨細胞特異的VDR遺伝子欠損マウスを作出した。そこで、経時的に体長および体重を測定したところ、野生型と破骨細胞特異的VDR遺伝子欠損マウスとの間で差は認められなかった。しかし、成長終了後の大腿骨および脛骨の軟X線写真を測定したところ、野生型に比べ破骨細胞特異的VDR遺伝子欠損マウスの方が骨量が増加しているように見受けられた。また大腿骨の骨密度を比較したところ、野生型に比べ破骨細胞特異的VDR遺伝子欠損マウスの方が骨密度の増加が認められた。また大腿骨遠位部におけるμ-CT画像を測定したところ、野生型に比べ破骨細胞特異的VDR遺伝子欠損マウスの方が海綿骨の増加が認められた。
2. 骨芽細胞特異的Creリコンビナーゼノックインマウスの作出
ノックインマウスに使用するプロモーターとして、bone sialoprotein遺伝子を選択した。BAC recombineering法によりtargeting vectorの作成を行った。最終段階の一段階前まで作成が終了したが、最終段階がなかなか成功しないため、目的のtargeting vectorの作成には至っていない。そのため、MultiSite Gatewayシステムを用いたtargeting vectorの作成の作成にも着手した。

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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