研究概要 |
新たな糖質結晶構造体を作製する手法,すなわち結晶変換という結晶再構築により微細な構造体を作製する手法としてエタノールを脱水溶媒として,含水結晶から結晶水を脱水する方法を提案し,トレハロース含水結晶,マルトース含水結晶の脱水操作を実施した.含水結晶糖の結晶水を、エタノールにより脱水することによりエタノール中での結晶変換(含水結晶糖からアモロファス糖へ、アモロファス糖から無水結晶糖へ)が生じ、多孔で比表面積が大きな糖を作製できた.この糖質の包括剤として用いることができるかどうか検討し、無水結晶糖が混合包括剤として有用であることを確認した.
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