研究課題
基盤研究(C)
我が国の温帯林を構成する樹木について、場所や樹種による分離が少ない相対成長関係が存在するかどうかを検討した。岐阜県の冷温帯林2カ所で、1990年から2010年にかけて19種81本の樹木を伐倒して地上部重を調べ、それらを含む11種19本について根系を掘って根重を求めた。他の研究者が公表した他の森林における地上部重と根重を解析に用い、汎用性の高い共通式を誘導した。広域かつ多様な樹種による共通式の相対誤差は、通常の相対成長式を使う場合より小さく、推定値の再現性を高める有効な共通式が得られた。
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