研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、広葉樹の通水組織間の壁孔が休眠期に限って堆積物に閉塞される現象について詳しい知見を得ることである。この現象がどれだけ普遍的な現象なのかを明らかにするため国産広葉樹22種について調べた結果、モクセイ科トネリコ属にだけ認められた。堆積物の化学的性質を調べた結果、ペクチンやヘミセルロースなどの一般的な細胞壁多糖類ではないことが明らかになった。ヤチダモをモデルとして季節的な堆積・消失過程を調べた結果、年輪の内・外層間で大きな違いがあることが明らかになった。
すべて 2011 2010 2009
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (4件) 図書 (1件)
Annals of Botany 107
ページ: 953-964
木材学会誌 55
ページ: 119-128