研究課題
基盤研究(C)
貴重な文化財や金属材料を激しく劣化させるギ酸や酢酸などの有機酸の放散量を迅速かつ高精度に測定する方法を開発した。有機酸の放散量を測定した結果、木材用接着剤の中には化学構造に由来する酢酸を高濃度に放散するものがあることがわかった。木材を加熱乾燥すると、ギ酸及び酢酸の放散量が増加することが判明した。加熱乾燥による木材の有機酸生成メカニズムを検討した結果、酢酸の生成には主にα-セルロースの熱分解が寄与していることが示唆された。
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Proceedings of International Conference on Wood Adhesives 2009
ページ: 439-442
木材工業 65巻
ページ: 171-174
Journal of Timber Engineering 22巻
ページ: 129-132