研究課題
基盤研究(C)
魚類を含む脊椎動物の成長は成長ホルモン(GH)、成長ホルモン受容体(GHR)およびインシュリン様成長因子(IGF-I)の系により主に制御されている。この系は様々な要因により影響されることが知られているが、GH組換え魚における知見は少ない。本研究ではGH組換えギンザケを用い成長関連因子の発現動態を検討した。組換え魚においてGH 遺伝子は脳下垂体以外にも肝臓と筋肉で検出された。肝臓と筋肉におけるGHRのmRNAの発現量は普通魚に比べ組換え魚で高く、一方脳下垂体では低かった。肝臓におけるIGF-IのmRNAの発現量は普通魚に比べ組換え魚で高かった。調べた成長関連遺伝子の発現は摂食後徐々に増加し、4-8時間にはピークに達しその後元のレベルに戻った。以上の結果より、GH組換え魚においても成長関連遺伝子の発現には一定のリズムが存在し、それには摂食活動や栄養状態などが関係していることが示唆された。
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La mer (Journal of French-Japanese Society for Oceanography) in press
養殖 48
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In Proceedings of 5th World Fisheries Congress, Yokohama (CD-ROM)
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