研究課題
基盤研究(C)
トリブチルスズ(TBT)が魚類の血液に高濃度で蓄積する原因物質であるTBT結合タンパク質(TBT-bps ; TBT-bp1及び2)をヒラメ(Paralichthys olivaceus)より発見した。本研究では、TBT-bp1および-bp2組換え体(rTBT-bp1, 2)をカイコ血中に発現させ大量精製した。得られたTBT-bp2にリポカリン蛍光プローブ(DAUDA)とTBT-bp2を結合させた後TBTを滴下した結果、蛍光強度が34%まで減少したことからTBTに対するrTBT-bp2の結合能が証明された。しかし、脂肪酸類はrTBT-bp2に対する結合は認められなかった。また魚病細菌Edwardsiella tardaの増殖阻害を検討し、静菌活性が予見される結果を得た。
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