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2008 年度 実績報告書

アジア途上国と日本の家畜衛生に関わる国境および国内防疫制度の経済疫学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 20580228
研究機関帯広畜産大学

研究代表者

耕野 拓一  帯広畜産大学, 畜産学部, 准教授 (20281876)

研究分担者 金山 紀久  国立大学法人帯広畜産大学, 畜産学部, 教授 (00214445)
仙北谷 康  国立大学法人帯広畜産大学, 畜産学部, 准教授 (50243382)
姜 興起  国立大学法人帯広畜産大学, 畜産学部, 教授 (70254662)
桟敷 孝浩  札幌学院大学, 社会情報学部, 講師 (10453250)
キーワード家畜衛生 / 防疫制度 / 経済疫学 / 家畜疾病 / スリランカ
研究概要

国内の調査研究 : 北海道の代表的酪農地帯である鹿追町を調査対象地域として選定した. JA鹿追で行っている, 酪農家で生まれた子牛を一定期間預かる哺育センターは, 各酪農家で必要となる子牛哺育に関わる労働作業を哺育センターが代わりに行うものである. 酪農家にとっては, 子牛哺育に関わる労働投入が不要になるものの, 様々な酪農家から子牛を一カ所(哺育センター)に集めるため, 家畜疾病が多発し, 子牛が期待どおりに成長しない傾向がある. 個別酪農家レベルまたは哺育センター(地域レベル)で子牛を哺育するケースを, 費用便益の観点から比較分析する必要性が明らかとなった.
国外の調査研究 : スリランカのクルナガラ地区の酪農家40戸で調査を行った. 調査地域はココナッツの産地で, 酪農家はココナッツオイルの搾り粕を飼料として給与している農家が多い. しかしこの搾り粕の多給は, 搾乳牛の健康を悪化させる可能性があることが明らかとなった. 濃厚飼料を給与している酪農家もいるが, 搾り粕を利用する農家は低コストを給与の要因としてあげている. 調査地域の流通飼料の実態を整理する必要性が明らかになった. その上で, 現地の酪農家を, 飼料給与タイプ別に区分し, 酪農経営モデルを構築する必要性が明らかになった. 酪農家40戸の調査データの詳細な分析は, これから行う.
また, 食肉衛生管理について, プリンシパル・エージェント理論を援用し, ベトナムの食肉衛生管理におけるインセンティブ供与のあり方について理論分析を行った.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ベトナムの豚肉フードシステムにおける食品衛生監視制度と衛生管理インセンティブ2009

    • 著者名/発表者名
      耕野拓一
    • 学会等名
      日本農業経済学会
    • 発表場所
      筑波大学
    • 年月日
      2009-03-29

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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