• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 実績報告書

農産物マーケティングにおける顧客インターフェイスに関する研究-非店舗を対象に-

研究課題

研究課題/領域番号 20580243
研究機関宮城大学

研究代表者

清野 誠喜  宮城大学, 食産業学部, 准教授 (90225095)

キーワードマーケティング / インターフェイス / 農産物 / アイカメラ / 感性評価
研究概要

本年度に得られた主な研究成果は以下の通りである。
1、濃産物マーケティングにおける,顧客インターフェイス管理の重要性を,チャネル論や消費者行動論といった理論面,および実態面の双方から明らかにし,本研究が持つ社会的意義を明確にした。
2、研究対象である顧客インターフェイスに対する消費者評価を明らかにした。具体的には,非店舗タイブの顧客インターフェイスのひとつで,近年売上が急速に拡大している生協宅配事業のカタログを対象とし,「アイカメラ+プロトコル分析」などにより調査を行った。
得られた主な結果は以下の通りである。
(1)ブロック別注視率では,カタログページ「上部」における比率が高い。
(2)カタログページ中の「写真情報」への注視率が高い。
(3)カタログページ中の産地情報に関する注視率は,高くない。
(4)(3)については,被験者(消費者)の生協に対する“ブランドロイヤルティ"の高さが影響しているものと考えられる。
3、さらに補足調査として,生協カタログとの比較として,飲食店のメニューボードを対象とした調査を行った。具体的には,メニューボードの「印象」「見易さ」,さらには「(農産物の)原産地情報」への注視状況,といった視点から評価を行った。また,近年増えつつある地方公共団体による農産物マーケティングへの関与について,その現状と課題について整理した。これら2つの補足調査については,いずれも最終年度の「取りまとめ」の際に活用する予定である。
4、上記1〜3は,いずれも農産物マーケティング研究分野における新たな試みである。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 農産物におけるパッケージ策定に関する研究2008

    • 著者名/発表者名
      齋藤文信, 他1名
    • 雑誌名

      東北農業経済研究 26巻

      ページ: 94-100

    • 査読あり
  • [学会発表] 消費者評価及び行動をもとにした飲食店メニューボード改善2008

    • 著者名/発表者名
      清野誠喜
    • 学会等名
      日本消費経済学会
    • 年月日
      20080000
  • [学会発表] 地方公共団体における農産物マーケティングの現状と課題2008

    • 著者名/発表者名
      齋藤文信, 他1名
    • 学会等名
      日本流通学会
    • 発表場所
      立命館大学びわこ草津キャンパス
    • 年月日
      2008-10-26
  • [図書] パッケージド・アグロフード・マーケティング2009

    • 著者名/発表者名
      清野誠喜, 他1名 共編著
    • 総ページ数
      179
    • 出版者
      白桃書房

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi