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2009 年度 実績報告書

超音波法による農業用PC管水路の非破壊診断の研究

研究課題

研究課題/領域番号 20580262
研究機関三重大学

研究代表者

石黒 覚  三重大学, 大学院・生物資源学研究科, 教授 (30137244)

キーワード超音波共振法 / 非破壊検査 / コンクリート
研究概要

1.コンクリート版の厚さ測定精度の検証
コンクリート版の厚さ変化を非破壊で推定できるかどうか検証するため、厚さ75mmのコンクリート版の背面に欠損部を設けた供試体(欠損部深さ0、15、25、35mm)を作製し、超音波共振法を用いて上面から背面の欠損、コンクリート版の厚さの変化が検知できるかどうか実験を行った。本研究結果から、超音波共振法はコンクリート版の厚みそのものを調べることはできないが、測定波形の最大振れ幅比を指標とした場合、健全部分に比べて厚みが減少しているような場合には検出が可能であることが確認できた。この研究結果は、平成21年度の農業農村工学会大会講演会において発表した(発表題目:超音波共振法によるコンクリート版の厚さ測定について)。
2.モルタルとコンクリート接着面の欠陥探査精度の検証
コンクリート版(450×600×60mm)の上面にモルタルを厚さ10mmおよび20mmで塗りつけ、それらの接着面に厚さ5mmの発泡スチロールを埋め込み、欠陥部を有する供試体を作製した。超音波共振法を用いて供試体上面から接着面の欠陥(空洞)が検知できるかどうか実験を行った。本研究結果から、欠陥の上面の測定波形の振れ幅は、健全部に比べて大きくなり、両方の探触子が欠陥上面にある場合、モルタル厚さが10mmおよび20mmであれば十分な精度で探査できることがわかった。この研究結果は、平成21年度の農業農村工学会京都支部研究発表会において発表した(発表題目:超音波法によるコンクリート内部空洞の探査について)。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] サーモグラフィ法と超音波共振法によるコンクリート内部剥離の検査2009

    • 著者名/発表者名
      石黒覚
    • 学会等名
      第4回産学連携セミナー (農業農村工学会主催)
    • 発表場所
      農業土木会館 (東京都港区)
    • 年月日
      2009-11-19
  • [学会発表] 超音波法によるコンクリート内部空洞の探査について2009

    • 著者名/発表者名
      和田隆弘・石黒覚
    • 学会等名
      農業農村工学会京都支部研究発表会
    • 発表場所
      富山県民会館 (富山市)
    • 年月日
      2009-11-08
  • [学会発表] 超音波共振法によるコンクリート版の厚さ測定について2009

    • 著者名/発表者名
      石黒覚
    • 学会等名
      農業農村工学会大会講演会
    • 発表場所
      筑波大学 (つくば市)
    • 年月日
      2009-08-05

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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