本研究では、畜産・獣医学教育研究へ代替え法を導入するにあたって、以下の列記した項目を調査研究した。1)動物臓器のプラスチネーション標本の作製基準を確立した。2)研究代表者が所有している貴重な動物奇形心の標本化を実施した。3)作製した標本を博物館や実習室に常設展示することによって、標本の共有・活用を行った。4)作製した標本のデータベース化とホームページを作成した。5)大学開放、高大連携および畜産・獣医学教育研究などに作製した標本を活用した。さらに、作製した標本を用いて獣医解剖学の講義や実習を実施し、受講生から標本に対する評価を受け公表した。これらの結果、今後の畜産・獣医学教育の改善方法について有意義な研究が実施できた。
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