研究概要 |
味蕾以外の諸器官(主に胃腸系、それ以外の臓器も含む)における味覚にかかわる細胞の同定、分子の構造、機能、その遺伝子の構造を解明することを目的として実験をおこなっている。 材料には、甘味をとりわけ好み、味覚受容体遺伝子T1R3などの配列がすでに解明されているC56/BLマウスを用い、RT-PCR, In situ hybridizationなど、本研究室にとっては新しい技法に挑戦し、陽性反応を得ている。また、シグナルトランスダクションに関わる分子については、免疫組織化学は各種陽性反応を得ている。行動学的解析も開始している。 おおむね予定通り進行しているが、遺伝子組み換え実験については、研究室のセットアップが予定よりおくれたため、若干遅れ気味である。 現在の研究を継続すると共に、予定に従い、第2年度の研究、とりわけ分子生物学的研究に力を注ぐ予定である。
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