研究概要 |
1. 固定方法の検討 : Chattonella antiqua, C. marina培養株を用いて、固定方法を検討した。固定には、HEPES緩衝液を用いると良い結果が得られた。また、有明海から採取したChattonella spp.の天然試料に対しても適用し、その有用性を確認した。論文としてまとめて、Phycologia誌に投稿し、受理された。 2. 簡便なFISH法の検討 : 固定方法およびFISHおよびFCMで用いる蛍光試薬の選定等まで行なった。FISHにはCy3を利用することとし、予備実験まで終了した。 3. 培養株に対する細胞周期解析 : 上記方法により固定されたC. antiqua培養株に対して、フローサイトメトリーを利用する細胞周期解析法を確立した。DNA染色試薬にはSYTOX greenを利用することとした。
|