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2010 年度 研究成果報告書

βアミノ酸導入によるエラスチンフラグメントの医療基剤への応用

研究課題

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研究課題/領域番号 20590023
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 化学系薬学
研究機関大阪薬科大学

研究代表者

土井 光暢  大阪薬科大学, 薬学部, 教授 (10183500)

研究分担者 浅野 晶子  大阪薬科大学, 薬学部, 助教 (40291801)
連携研究者 山本 大助  大阪医科科大学, 医学部, 准教授 (50240106)
研究期間 (年度) 2008 – 2010
キーワード構造活性相関 / βアミノ酸 / CD / 結晶化 / ゲル化
研究概要

エラスチンフラグメント(EF) VAPGVGはヘキサペプチドでありながら,エラスチンにみられる性質をいくつか継投している.EFにβアミノ酸を導入することで,構造や特有の性質がどのように変化するか検討した.その結果,CDスペクトルで220 nm付近に観測された負のコットンは,βアミノ酸導入によって反転したスペクトルをえた.このことは,βアミノ酸の導入は,EF に大きな構造変化をもたらすことを示した.さらに,もう一つのEFである(PVGVG)_4はペンタペプチドがくり返す配列であり,CDスペクトルでは顕著な構造の存在は示唆されなかった.しかし,3位のGlyをβすることで,大きな構造変化を誘導することを明らかにした.また,関連ペプチドであるBoc-Pro-Hyp-OMeの結晶構造を明らかにし,主鎖コンホメーション(ψ,φ)の値が,コラーゲン3重鎖の値と類似していることを明らかにした.

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 雑誌論文 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] (2010) Crystal Structure of t-Butyloxy- carbonyl-L-prolyl-L-hydroxyprolyl-glicine methyl ester (Boc-Pro-Hyp-Gly-OMe). Anal. Sci.

    • 著者名/発表者名
      Asano A., Imori K., Sakaguchi N., Doi M.
    • 雑誌名

      X-Ray Structure Analysis Online 26

      ページ: 53-54

  • [備考] ホームページ等

    • URL

      http://msc.oups.ac.jp/

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公開日: 2012-01-26   更新日: 2016-04-21  

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