研究概要 |
光駆動性クロライドポンプの輸送分子機構を明らかにすることを研究目的として研究を行い,輸送活性を様々な物理化学的手法より測定し,以下の結果を得た. (1)種々の変異体を作成し,その変異体におけるCl-結合能を測定した.結合に対して重要な残基を特定した.Arg123,Ser130,Asp252である. (2)Cl^-の細胞外から細胞内へのタンパク内移動には,Ser130およびAsp252が重要であることが明らかとなった. (3)Ser130は,Cl^-が細胞質側から細胞外側に逆流が起こらないようにする分子弁として機能していることが明らかとなった
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