本研究は、バイオ医薬の経口および経鼻投与時のバイオアベイラビリティを改善するための新しい素子となる機能性ペプチドの安全性と有用性、およびその作用機構を検討した。また、この機能性ペプチドを処方最適化条件に基づき新規デリバリーキャリア(スマートハイドロゲルおよび逆ミセル型高分子ナノ粒子)に組み込み、その有用性をin vivoで明らかにした。その結果、機能性ペプチドの安全性および有効性は著しく高く、またデリバリーキャリアとの適合性も良好であり、様々なバイオ医薬に応用可能な非侵襲的デリバリーシステムの構築の可能性が示された。
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