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2010 年度 実績報告書

新規βγ依存性RhoGEFと相互作用する生体分子の同定とその生理機能の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20590055
研究機関岐阜大学

研究代表者

上田 浩  岐阜大学, 工学部, 准教授 (50253779)

研究分担者 坂野 喜子  岐阜大学, 医学系研究科, 准教授 (50116852)
キーワードRhoGEF / 三量体G蛋白質 / Rhoファミリー低分子量G蛋白質 / アクチン細胞骨格 / 遺伝子制御 / 細胞形態変化 / GPCR
研究概要

これまで、我々は、種々の細胞において、三量体G蛋白質によるRhoファミリーG蛋白質の活性化機構の存在を示してきた。この機構解明には三量体G蛋白質シグナルによるRhoファミリーG蛋白質に特異的なGTP-GDP交換反応促進因子(RhoGEF)の活性化機構の解明が重要であると考え、本研究ではかずさDNA研究所のデータベースにあるRhoGEFの遺伝子クローン中、三量体G蛋白質βγサブユニットにより活性化されるRhoGEF分子中、特にFLJ00018の細胞内機能を明らかにすることを目的としている。昨年度までに、FLJ00018の持つPHドメインを介する活性調節機構に着目し、FLJ00018の膜との相互作用に関わるとされるPHドメインが、PIP(4,5)2などのある種のリン脂質と結合することを見出し、リン脂質代謝関連酵素のひとつであるホスホリパーゼD2(PLD2)あるいはPLD2により産生されるホスファチジン酸により、FLJ00018の機能が抑制されることや増殖因子刺激によるリン酸化をされることなどを明らかにしてきた。本年度はさらに、これらのことをふまえ、yeast two hybrid法を用い、FLJ00018と相互作用する生体分子を同定することを進めた。その結果、いくつかの分子が相互作用する可能性が示唆された。今後、これらの分子とFLJ00018の相互作用が、生理機能にどうかかわるのかを検討する予定でいる。また、昨年に引き続き、FLJ00018のリン酸化部位の同定を進め、それらに関わる変異体等を作成し、リン酸化の生理的意味を現在検討中である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] TRPM1 : A vertebrate TRP channel responsible for retinal ON bipolar function.2010

    • 著者名/発表者名
      Koike C., et al.
    • 雑誌名

      Cell Calcium

      巻: 48 ページ: 95-101

    • 査読あり
  • [学会発表] Gβγと相互作用するRhoGEF, GBGEF3の活性調節機構2010

    • 著者名/発表者名
      佐藤克哉, 他4名
    • 学会等名
      BMB2010(第33回日本分子生物学会年会第83回日本生化学会大会合同大会)
    • 発表場所
      神戸ポートアイランド
    • 年月日
      2010-12-10

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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