研究課題/領域番号 |
20590234
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
磯部 芳明 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 助教 (70094357)
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研究分担者 |
中西 真 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (40217774)
飛田 秀樹 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (00305525)
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キーワード | 概日リズム / 細胞周期 / 時計遺伝子 / チェックポイント |
研究概要 |
哺乳動物は内因性の時計を持ち、概日(約24時間)リズムを形成している。リズム発現に必要で充分な要素が既に出生前に発現する可能性があり、また細胞周期と概日リズムは時計関連遺伝子産物を介して密接に関連している事が報告されている。そこで、本研究では胎生幹(ES)細胞に着目し時計遺伝子発現と細胞周期調節因子の関連性を検討した。胎生期(E)14日目のラット脳から生後視交叉上核となる部位(P2)から細胞を採取し、浮遊培養法で細胞を維持した。2回目のpassageの後に継時的に得た試料の時計遺伝子Per2とBmal1および細胞周期の抑制因子p53とWee1のmRNAをReal Time PCR法で定量した。1回目のpassageの時に分化して細胞が培養ディッシュに付着している細胞と浮遊している(neurosphere)細胞につき各々2回目のpassage用の試料とした。分化が進んだ状態では9:00、21:00共にPer2とBmal1のmRNAの発現量はneurosphere由来の細胞より多かった。またWeelとp53のmRNAは分化が進んだ状態では少なく発現する傾向であった。今回の結果を含め、これまでのデータを論文にまとめる予定。
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