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2010 年度 研究成果報告書

血管新生に於ける新規遺伝子群の機能解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20590273
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 医化学一般
研究機関筑波大学

研究代表者

依馬 正次  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (60359578)

研究分担者 高橋 智  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (50271896)
研究期間 (年度) 2008 – 2010
キーワード循環器 / 転写因子 / 発生 / 再生
研究概要

血管系は、がん治療、虚血性疾患、さらには糖尿病の合併症においても最も重要な治療ターゲットの一つであり、血管の新生と抑制のバランスの分子基盤を理解することは、学問的に価値あるばかりでなく、それらの疾患に対する新たな分子薬剤の創出に繋がるものであり、医学的にも産業的にも大変価値が高いと考えられる。そこで、胚発生時および腫瘍血管新生に於けるPLVAPとSH2関連遺伝子の遺伝子の解明することで、再生医学や癌治療に対する新たな手法を見いだせるものと考え、(1)胚発生時におけるPLVAPとSH2関連遺伝子の役割、(2)培養血管内皮細胞におけるPLVAP とSH2関連遺伝子の役割、(3)腫瘍血管新生におけるPLVAPとSH2関連遺伝子の役割を明らかにする事を目的とした研究を行った。(1)PLVAPとSH2関連遺伝子のターゲティングベクターの作製を完了し、遺伝子改変ES 細胞を樹立するためにスクリーニングを行ったが、相同組換え体は得られなかった。(2)PLVAPとSH2関連遺伝子のノックダウンベクターを作製し、HUVEC(Human umbilical vein endothelial cell)での管腔形成実験を行ったところ、VEGF 依存的な管腔形成能に著明な減少を認めた。(3)動物個体を用いた腫瘍血管新生のモデル実験であるマトリゲルプラグアッセイの条件検討を終了した。また、PLVAPとSH2関連遺伝子について、ヒト神経膠腫、アストロサイトーマでの発現を検討し、ともに高発現していることを同定した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010 2009 2008

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 血管内皮細胞を可視化するためのFlk1-GFP およびFlt1-DsRed BAC トランスジェニックマウスの作製2010

    • 著者名/発表者名
      松本健、石飛博之、浅見拓哉、伊東史子、伊東進、田中順子、三輪佳宏、高橋智、依馬正次
    • 学会等名
      第33回日本分子生物学会年会
    • 発表場所
      神戸
    • 年月日
      20101207-20101210
  • [学会発表] 新規血管内皮細胞特異的遺伝子群の網羅的探索2009

    • 著者名/発表者名
      松本健、高瀬春香、鈴木留美子、山寺里枝、大津彩香、石飛博之、小島崇宏、内田和彦、高橋智、依馬正次
    • 学会等名
      第32回日本分子生物学会年会
    • 発表場所
      横浜
    • 年月日
      20091209-20091212
  • [学会発表] 新規血管内皮細胞特異的遺伝子群の網羅的探索2008

    • 著者名/発表者名
      鈴木留美子、山寺里枝、石飛博之、高橋智、依馬正次
    • 学会等名
      第31回日本分子生物学会年会・第81回日本生化学会大会合同大会
    • 発表場所
      神戸
    • 年月日
      20081208-20081212

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公開日: 2012-01-26   更新日: 2016-04-21  

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