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2008 年度 実績報告書

腫瘍融解性SINレプリコンの開発と腫瘍特異的SIN複製機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20590302
研究機関千葉大学

研究代表者

白澤 浩  千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (00216194)

研究分担者 齋藤 謙悟  千葉大学, 大学院・医学研究院, 助教 (70451755)
キーワード癌 / ウイルス / レプリコン / 腫瘍融解
研究概要

(腫瘍特異的融解性変異株の選別と窟析)nsP2にSINのアポトーシス誘導能があり、ウイルスレプリコンの複製能と細胞傷害性との間に相関のあることがGarmashova等によって最近明らかにされた(J. Virol. 80, 5686-5696, 2007)。この知見に基づき、増殖能が高いクローンを選別する戦略により変異株の選別を行った。(I)増殖能が高いクローンの選別(1)HeLa細胞、Vero細胞および神経芽細胞腫細胞株を用いて、短時間吸着により、10代以上継代し、増殖力の高いクローンを選別した。(II)正常細胞での低増殖性変異株の選別とレプリコンの評価(1)(I)で選別したクローンをヒト正常繊維芽細胞で増殖性の低い性質を併せ持つ変異株を選別中である。(2)選別したSIN変異株のnsP2およびE2に変異のあることを見出した。
(正常細胞に対するアポトーシス誘導能が低いレプリコン変異体の直接選択)(1)腫瘍特異的増殖能を有することが確認されている我々の研究室で分離したSINAR339株ゲノムcDNAのnsP1, nsp2, nsP3, nsP4領域のcDNAをT7プロモーター下流に組み込み、invitro合成したSINRNAレプリコンを調整する系を構築した。(2)本RNAレブコンのアポトーシス誘導能を評価する系を構築中であるが、CMVプロモーターにより発現させたRNAレプリコンは、HeLa細胞に対して、アポトーシスを誘導するが、Vero細胞に対しては毒性が極めて低いことも確認した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (5件)

  • [学会発表] 腫瘍標的ウイルス蛋白結合リポソーム2008

    • 著者名/発表者名
      齋藤謙悟、八幡江里子、元清華、金忠日、鵜沢一弘、丹沢秀樹、白澤浩
    • 学会等名
      第67回日本癌学会学術総会
    • 発表場所
      名古屋
    • 年月日
      2008-10-28
  • [学会発表] 不活性シンドビスウイルスの神経芽種に対する抗腫瘍効果2008

    • 著者名/発表者名
      八幡江里子
    • 学会等名
      第67回日本癌学会学術総会
    • 発表場所
      名古屋
    • 年月日
      2008-10-28
  • [学会発表] 腫瘍標的ハイブリッドリポソームの開発2008

    • 著者名/発表者名
      斉藤謙悟
    • 学会等名
      第1179回千葉医学会
    • 発表場所
      千葉
    • 年月日
      2008-10-25
  • [学会発表] 腫瘍標的ハイブリッドリポソームの開発2008

    • 著者名/発表者名
      斉藤謙悟
    • 学会等名
      第29回歯科口腔外科例会
    • 発表場所
      千葉
    • 年月日
      2008-10-25
  • [学会発表] Oncolytic activity of Sindbis virus for oral cancer cells2008

    • 著者名/発表者名
      斉藤謙悟
    • 学会等名
      13^<th> World Congress on Advances in Oncology and 11^<th> International Symposium on Molecular Medicine
    • 発表場所
      クレタ(ギリシャ)
    • 年月日
      2008-10-09

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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