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2009 年度 実績報告書

派生染色体におけるX染色体不活化機構と遺伝子発現

研究課題

研究課題/領域番号 20590333
研究機関獨協医科大学

研究代表者

坂爪 悟  獨協医科大学, 医学部, 講師 (70306174)

研究分担者 永井 敏郎  獨協医科大学, 医学部, 教授 (90296129)
キーワードエピジェネティックス / メチル化 / 不活化 / 染色体異常 / X染色体転座 / XIST
研究概要

昨年は派生X染色体の常染色体領域の機能を調べるために細胞生物学的な実験を行ってきた.PWS/AS領域の複数の遺伝子の高メチル化を証明した.それを基にして派生染色体の由来を決めることと,高メチル化の範囲を推定することを行った.派生染色体の由来決定には,X由来の決定をするHUMARA法に加え今年度は15番染色体のSNPS(1塩基多型)を染色体全長において検討した.結果としては15番染色体領域は両親由来であった.またX染色体の不活化が15番染色体のどのあたりまで及んでいるかメチル化アレイで検討し15q 14前後まで不活化が及んでおり,それよりテロメア側で不活化が弱まっている.前年までのメチル化解析では15q 13に座するSNRPNはほぼ100%メチル化されており,状況的証拠としては,正常15番染色体は母由来であり,派生染色体の15番は父由来であると考えることが妥当である.今後は派生染色体の発生機序について検討を進めていく.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] X 染色体転座症例におけるX 不活化の常染色体上への波及効果2009

    • 著者名/発表者名
      坂爪悟
    • 学会等名
      第3回日本エピジェネティクス研究会年会
    • 発表場所
      学術総合センター(東京都千代田区)
    • 年月日
      20090522-20090523

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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