研究課題
基盤研究(C)
動脈硬化性疾患は現在でも予防が重要な疾患であり、特に虚血性心臓病患者や慢性腎臓病患者では進行した動脈硬化疾患が主な死因となる。動脈硬化性疾患の進行の機序について、血管新生因子の関与を中心に検討した。本研究において、ApoE欠損マウスにおける検討で、VEGF-AおよびVEGF-Cは動脈硬化病変を増悪させることを明らかにした。また、慢性腎臓病患者の冠状動脈硬化は進行しており、その機序には腎不全による慢性炎症の惹起が関与することを明らかにした。
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Am J Kidney Dis. 55(1)
ページ: 21-30